【2022年シーズン 第3節】VS サムライC  “大丈夫です!僕、ウェルビーと死亡保険入ってるので”

ヤンプターズファンの皆様、大変お待たせいたしました。


先日の第2節に続き、上海リーグ第3節の試合を2代目BTG(ブログ担当ゴリラ)の坂本にてお送りいたします!「毎度毎度、試合までが長いんじゃボケ!」というコメントがある事重々承知しておりますが、先代から引き継いだこのスタイルからの脱却をなかなか図れず、もはや何か書かなければいけないという十字架を勝手に背負うことにより毎度ブログのアップが遅れるわけですが、数少ないこの駄文を待ちわびるファンの皆様のため懲りずにキーボードを叩いてまいります。


そして気がつけば今回は過去一番の超大作。飽きずに読んでいただける心の広い方のみ先へお進みください。ではどうぞ!


8月27日朝5時10分、坂本は蘇州の路上で冷や汗をかいていた。何度もWECHATの画面をスクロールし予約の連絡に不備がないか見返すが、どこをどう見ても27日の朝5時に手配した形跡が残っているのだが、何度周りを見てもそれらしき気配はない。


そう、迎えの車が来ないのである。


この日はチームへの加入以降、我々ヤンプターに毎週のように笑いを提供しもはやネタ製造機と化している岩永、そして新ヤンプター1名を連れ立ち上海へ向かう必要があった。

ただでさえ、手配した車が来ないと焦るものだが、よりによってコロナ規制が厳しいご時世である。我々駐在員の必須アプリである配車アプリ「DIDI」や各地図アプリを駆使しても省を越えての配車ができないよう規制がかかっていることに加え、周囲を見渡してもこれまた大雨で流しのタクシーが捕まる気配もない。正攻法での選択肢はほぼ残っていない状況となっていた。


「落ち着け、、落ち着くんだ、時間はまだ5時過ぎ、高鐵を駆使すれば多少の遅れで済むはずだ。。」自分にそう言い聞かせ新幹線の予約アプリを開く。ダメだ、時間が合わない、最速でもプレイボールに15分は遅れてしまうであろう時間しか便がない。やはりこの状況を打破するには車での移動しか選択肢は残っていない、だが配車アプリは使えない。。自問自答を繰り返す。「自分には何ができる?自分の強みはなんだ?酒に飲まれて面白おかしく酔っ払うことしかできないのか?」十数秒自分との対話をした結果、野球への執念からあるアイディアが舞い降りる。


野球神の声「DIDIの運転手を買収するのじゃ」


!!!そうだこれしかない。中国語に自信があるわけではないがカタコトの中国語でも意図ぐらいは伝えられるであろう。思い返せば学生時代は部活とバイトに明け暮れ、得たものはコミュニケーション能力のみ。社会人になってからも気合根性コミュ力の脳筋3種の神器で会社にしがみつき生きて来たではないか。その成果を発揮する場面がやってきた。


早速DIDIを立ち上げ集合場所に指定したわずか5分先の日本人街へと向かう。尚、この日本人街は先日Yahooニュースで浴衣を着た中国人女性が当局の御用になったとの記事が出ていた我ら蘇州駐在員憩いの通りである。


そんな情報はさておき、5分先へ向かう車中で運転手のオッチャンに拙い中国語で交渉する。

坂本「すまんけど、今から上海行きたいんだわ。今から行ってくれんか?」

オッチャン「は?もっかいいうてみ?」

坂本「だから上海行きたいんだわ。DIDIで行けないから直接金払うわい。いくらだったら行ってくれる?」

オッチャン「ん~600でええで。」


神降臨。まさかの1発で交渉成功である。

かくして何とか上海行きの足を確保しグラウンドへと向かうヤンプ蘇州軍。少々集合時間には遅れたが、トラブルということで何とか審議には掛けられずに済むことだろう。他にも数名集合時間に遅れた不届き者がいるとの噂があるが、椿裁判委員長が開廷の手続きをしている様子はない。何とか全員集合しアップが完了したところで、共に蘇州からの参戦となる新ヤンプターが紹介される。


駒田達也


このところ若者の退団が続いていたヤンプターズに待望の20代が入団する。久しぶりの野球ということだが、アップを見る限り期待が持てる動きをしておりいわゆる「センスを感じる」というやつである。ポジションは外野とのことで最近熾烈になっている外野手スタメン争いへの殴り込みに期待がかかる。


そして事前の情報ではもう1名見学者がいるとの情報が入っていたが、試合開始前ではその姿を見つけられず。のちに姿を現すこととなる彼については、追って紹介するとしよう。

本日の相手は過去何度もしのぎを削ってきたサムライCが相手となる。厳しいゲームになることが予想されるが何とかモノにして3連勝を飾りたいところ。



ここから本日のスターティングラインナップの紹介、そして試合の様子へと移っていく。

1-8 坂本

2-2 三木

3-5 塩谷(高)

4-1 椿

5-3 中邑

6-4 吉原

7-9 岩永

8-6 松本

9-7 塩谷(勇)

控え 蒲生、中井、山田、駒田


1,2番には上位打線復帰となった坂本、今シーズン無双モード突入へ突入している三木が入り、3,4番には安定の塩谷(高)と椿が続く。5番には通称社長こと中邑と1~5番までは安定の面々が並ぶ。


注目すべきは6番以降だろう。その6番に座るは尾道の必殺仕事人吉原である。尾道を舞台にした「龍が如く6 命の詩」に出演していたと一部では噂されるほどの圧倒的威圧感で相手投手を震え上がらせるその様はカタギのそれではない。一方で過去には試合中にま〇ぐり返しをかますなど、おちゃめな一面を見せる言わずと知れたヤンプの主力である。


続く7番には冒頭にも触れたネタ製造機の岩永が控える。過去の行いについてはぜひ前回、前々回のブログを参照頂くとし、前週の不甲斐ない結果を取り返すまいと何せまあ気合が入っている。本日上海行きの車では一睡もせず精神統一をし、到着後は入念なアップでコンディションも万全。気温も低く熱中症の心配のないこの日、期待せずにはいられない。


8番は今シーズンより参加の機会を増やしている松本。若干25歳と若いうえ高身長イケメンと世の男性の理想形を詰め込んだような男である。さらに本日は花形ショートでの出場と若き頃の坂本勇人が彗星のごとく現れた時を彷彿とさせる期待感に胸が躍る。


ラストバッター9番には初のスタメン出場となる塩谷(勇)が座る。先週チームに加入し、試合後には「打席に立ちたかった。。。」と漏らしていた彼だが、希望叶い早速スタメンでの出場となった。生粋の左利きのため「左腕一本でも野球ができる!」と豪語するが、さすがに無理やろという心の声をそっとしまいそのパフォーマンスに期待したい。

新旧ヤンプターがそろい踏み万全のオーダーでプレイボールを迎える。


◆1回 

1回の表、前日からの雨によりこの日は何せグランドコンディションが悪い。そんなグランド状況の影響もあるのだろうか、制球力に定評のある椿が先頭にフォアボールを与えてしまう。さらに続く2番の打席で電光石火の如く盗塁を仕掛けてくる。


相手も先制点が欲しいと怒涛の攻めを見せるがその1枚上手を行くのが今シーズン捕手での出場となっている三木。名門社会人チーム仕込みの高速握り替えと正確なスローイングでランナーを刺し椿を盛り立てる。

しかし2番に再度のフォアボールと与え相手の3番を迎える。何とか追い込み2-3としてからの7球目、右方向へ痛打されピンチ拡大か――――


と思いきや「組員のケツはワシが拭いちゃるけぇ」といわんばかりに必殺仕事人の吉原が現れる。以前濡れた地面でま〇ぐり返しをキめ少々雨耐性に不安のある漢だがここは見事に打球を叩き落とし1塁へ転送!

初回からアウトをもぎ取る。再三のビッグプレーに気合の入れなおす椿。続く4番を三振に打ち取り初回の守備を終える。


1回の裏、好守から流れを掴みたいヤンプは筆者坂本が打席に入る。まだまだ打撃の調子には不安があるが何とかゴロを転がし出塁をしたいところ。しかいそんな脳内とは裏腹に打球を打ち上げ心身が一致しない思春期JK打法をかましてしまう。しかし、前節の再現であろうか、打球は幸運にもサード後方に落ちるヒットとなり出塁に成功。続く三木の打席で盗塁を決め初回からノーアウト2塁のチャンスが訪れる。


この先制点のほしい場面でこれほど頼もしい男が他にいるだろうか。今シーズンわずか1打席しか凡退していない男は、先週に引き続き無双モードを継続この打席でも痛烈な打球をレフトへ放ち坂本が生還。幸先よく先制に成功する。


ここから恐怖のクリーンナップと恐れられる太っちょ忍者スラッガーこと塩谷(高)、筋肉ハンバーグ師匠こと椿が続くが相手投手も意地を見せまさかの凡退。このまま抑えられれば相手が息を吹き返しかねないこの場面で打席には5番中邑を迎える。

漢気じゃんけんをすれば負け知らず、多数の社員の人生を背負う(設定の)男の背中とはなんと頼もしいものだろうか。チームメイトの一心に背負うもさすがは気負いとは無縁の男。威風堂々打席内で集中する。フルカウントまで持ち込み、勝負球を振りぬくと打球はセンターへ!この打球が見事抜け貴重な2点目をヤンプターズへをもたらした。

続いて先程ファインプレーの吉原が気合十分で打席に向かうも、ここは相手投手も意地を見せあえなく凡退し初回の攻撃を終了する。



◆2回

2回の表、リズムよく先頭を三振に切って取るが、次の打者にフォアボール、ワイルドピッチと初回に続くピンチを迎える。そして続く7番打者に対しては早々に追い込み自慢の剛球でバットを押し込み打球はセカンド後方へ。打ち取ったかに見えた打球だが吉原がぬかるんだ地面に足を取られ追い付くことが出来ずアンラッキーなヒットを許してしまう。しかし、2塁ランナーも条件は一緒。足場が悪くホームに帰れる状況ではない。ランナーが3塁で止まっていることを確認し、一旦間を取るべくタイムを取ろうかと一瞬緊張がゆるんだ矢先、視界の片隅に巨体が豪快に振りかぶる姿が飛び込んできた。


!?!?!?!?!?!?


ライト岩永からバズーカの如く放たれた送球はカットマンを振り切り内野を転々とする。試合前「投げれないことはないですが、若干肩に不安があるんですよね。。」とどこか自信なさげにこぼしていた男だが元祖謎タイミングで爆肩発動男の山田もビックリの “今ではない” 感満載の場面でバズーカを誤射し、打者走者進塁を許してしまう。戦時中であれば上官から強制送還を命じられるほどの出来事。しかしここは上海のグラウンドである、周囲からの励ましの声を受け再度集中し守備へと戻る。


そんなバズーカ誤射騒動により、1アウト2,3塁とピンチが拡大。さらに悪い流れは止まらない、8番がレフトへタイムリーを放ち1点差に詰め寄られてしまうが、続く9番を三振に打ち取り2アウトにこぎつける。


試合が進むにつれ雨脚が強くなるなか、力投を続ける椿。そして先頭に回った相手に粘られるも渾身の1球で押し込み打球はショートへ!ショート松本がその顔面の如く、もはやライブでソロダンスパートを踊り観客を魅了する松本潤かと見紛う程華麗な動きで一塁へ転送!


打ち取った―――


と思ったが湿ったボールの影響があっただろうか、送球がワンバウンドしてしまいファースト中邑が必死に体を伸ばすも捕球できずに同点、さらに大きく弾かれたボールが転々とする間に逆転のホームインを許してしまう。

ミスが続き悪い流れを断ち切りたいところで椿が意地を見せる。続く2番にフォアボールを出すも上海リーグ屈指の強打者をライトフライに打ち取り何とか3アウト。何とか相手の攻撃を断ち切ることに成功した。


2回裏。先頭は先程強烈なバズーカ砲を誤射してしまった岩永。ミスを取り返すべく入念に素振りを繰り返し打席に向かう。その初球、その巨体から豪快なスイングが放たれる!


‘’グシャ!!!“


とんでもないスイングスピードでとらえたボールははるか彼方へ――――――

行くはずだった。


突如その場でうずくまる岩永、その足元に落ちるボール。

なんと、いつぞやの場面で魚井大明神が自らの打球が顔面に当たったのと同様に、強烈な自打球が岩永の直撃してしまう。


そう、先程の擬音はまさに鼻に打球が直撃した音だった。一旦ベンチに下がるも、滴る鼻血の勢いは衰えず、名誉挽回すべく臨んだ打席であったが無念の交代となってしまった。

椿家ご家族協力のもと懸命に処置をするベンチ裏。出血は止まらずでコードブルーの緊急オペシーンを想起させるような緊張感が走る。急ぎ病院へ行かねばと、我ら駐在員の強い味方ウェルビーへの加入有無を確認した時であった。



「大丈夫です!僕、ウェルビーと死亡保険入ってるので」



一瞬の静寂そして爆笑がベンチ裏を包む。確かに多量の出血により心配ではあるが、どう見ても命に別条があるとは思えない状況。そんな中鼻血を垂れ流しながら必死に命の訴えをするその様は笑いを禁じえない。


先週、先々週に引き続き、今週もバズーカ誤射に命の訴えとブログのネタがこの男から湧いて湧いて仕方がない。もはや「僕の提供するネタを面白く書かないなんてことは有りえないですよね?」と試されている気分である。

いやはやもうおなか一杯、おいしく捌ききる文才がなく申し訳ありません、もうそろそろ勘弁してくださいお願いします。


そんなベンチの戯れをよそに打席には代打の山田が入る。1ストライクから始まったこの打席、2球目の変化球を空振りし追い込まれてしまう。さすがに準備が足りないか、、と思ったその矢先、高めの直球を吹きぬくと打球は爆速で左中間を真っ二つに突き破る。

昨シーズンは打率が身長を超えることが出来ず一部蘇州の野球界隈ではヤンプ打線で唯一息の付ける打者として“オアシス山田”という蔑称までつけられていたが、平日バッティングセンターに通い鍛錬を積むなど努力を惜しまなかった男が結果で見返すこととなった。


そんな山田の一打で盛り上がりを見せるヤンプターズ。続く松本が初球で完璧なバントを決めると、ヤンプ加入後初打席となる塩谷(勇)を迎える。

初球を落ち着いて見送りボール。続く2,3球目は厳しいボールに食らいつくもののファールで追い込まれてしまう。続く4球目、またも厳しいコースに投じられた勝負球に対し手が出ないか、、と思われたその刹那、昔のテレビ中継並みに時間差でバットを差し出し、巧みな右腕の捌きでサード前に打球を転がす!好スタートを切っていた山田がホームイン!さらに打球は内野安打となり「左腕一本でも野球ができる!」と豪語していた男の、右腕駆使打法でヤンプターズが同点に追いつく。


ヤンプの勢いは止まらない、ワイルドピッチでランナーが進み続く坂本がフォアボールを選びすかさずこの日2個目の盗塁。2,3塁のチャンスを作ると無双モードに突入している三木がまたもタイムリーを放ち2点を勝ち越しに成功する。さらに3番塩谷の破壊的超打球でファースト強襲ヒットを放ちチャンスを拡大。4番の椿を迎えたところでこれ以上は点をやるまいと投手交代。上海リーグ屈指の好投手がマウンドに立ちはだかる。


投手が変わりその初球。剛球に対しフルスイングをするも空振り。さすがの椿でも捉えられない球の勢いに緊張感が走る。続く2球目、再度自慢の直球が投げ込まれるが、伝家の宝刀マッスルパンチが炸裂!この打球がライトを襲う2ベースとなりさらに2点を追加する。

続く中邑は三振に倒れるが続く吉原がレフトに弾丸タイムリーを放ちさらに1点を追加する。ここで打者一順し、前打席で見事オアシス返上に成功した山田に回る。更なる追加点に期待がかかるがここは相手も意地を見せこの回の攻撃を終える。



◆3回

2回終了時点で8-3と大量援護点をもらった椿。先頭の4番を2打席連続の三振に切って取るも、続く打者に内野安打を許す。6番をピッチャーゴロに打ち取り得点圏にランナーを背負うものの2アウトへとこぎつける。

ここで先程ヒットを打たれている7番を迎え慎重に攻めるバッテリー。だが左中間を破るツーベースを打たれ1点を返される。それでも椿は動じない。日々お粗末な守備に苦しめられながら何度もチームを救ってきた男である。落ち着いて次打者を打ち取り最少失点でこの回を切り抜ける。


続く3回裏、イニング間でしっかりと調整を完了した相手投手がこれ以上点をやるまいと剛球を投げ込んでくる。先頭の松本が三振に倒れると、ここで監督の蒲生が動く。


「代打駒田」


この場面でこの日加入のルーキー駒田をコールする。緊張の面持ちで打席に入る駒田。試合前に見せた動きからも打席でのパフォーマンスに期待がかかる。しかし真剣勝負の世界、相手も直球・変化球を駆使しあっという間に追い込まれる。追い込まれてからの3球目、絶妙なコースに投げ込まれるスライダー。外から見ている我々ですら見極めが困難な変化球に対し見事バットを止めてみせる。「・・・!」決め球を見送られたせいか、一瞬相手投手の顔色が変わる。「コイツ、、、やばい」と気合を入れなおしてであろう渾身のストレートを投げ込まれあえなく三振となってしまったが、期待感を持たせるには十分な内容の打席となった。


2アウトとなり先頭の坂本に回るがエンジンがかかった好投手を捉えきれずあえなく凡退。ここで時間を確認すると次がラストイニングになる模様。集中力を高めて最終回の守備へと向かう。



◆4回

4点差で迎えた最終回。テンポよく先頭を打ち取るも、この日3度目の対戦となる1番打者に内野安打、続く2番にフォアボール相手を与え粘る相手との我慢比べが継続。ここで迎えるはリリーフからマウンドに上がりヤンプの前に立ちはだかっている3番を迎える。


椿も息を吐き気合を入れる。その初球。フルスイングされ高々と上がった打球はショート頭上へ!滞空時間の長く処理の難しいフライをショート松本ががっちりと掴み2アウト。しかし、その後フォアボールとワイルドピッチで3点差に迫られる。勝利まで向けあと1人、内外野そしてベンチメンバーまで声をからし声援を送る。


ここまで100球以上を投げ疲労もピークに達している椿だが、チームの勝利のためにと懸命に腕を振るが、渾身の1球を真芯でとらえられ打球はサードの横へ。。。


これも抜けてしまうか――――


と思ったその瞬間サード塩谷がグラブを突き上げる。

サードライナー

太っちょ忍者スラッガー、太っちょ忍者やバレリーナ、パワハラアルハラ部長など様々な異名を持つこの男が完全体である太っちょ忍者マジシャンバレリーナと化し華麗な手さばきで勝利をつかみとった。


「8-5」にて3連勝を飾ったヤンプターズ。

勝利を祝い帰路につくバスへと乗り込もうかというタイミングで、見るからにダンディー、いや今風にいえば”イケオジ”な雰囲気を漂わせる男が輪に加わる。


その名も山内聡


そう、冒頭で触れた見学者こそこの男である。聞けば、大学卒業後実業団でのプレー経験もあるという。さらに恐縮しながら年齢を聞くとなんと73年生まれの48歳。蒲生監督の一つ年上でなんとチーム最年長となるがどう見てもその御年には見えないスタイリッシュな風貌と過去の実績からただモノではないにおいがプンプンと溢れ出る。

そんな更なる新戦力を迎え入れ一同は勝利の美酒を味わいに帰路へ。勝利を祝う飲み会では久々のヒットを放った山田が見ているこちらが恥ずかしくなるほどイキり倒していたことは言うまでもない。


次週は共に開幕3連勝を飾っているシーホースAと対戦。

上位の座を確実なものにする為の大一番となる。新戦力2名の加入に加え、岩永も命に別状なしとの吉報が入りますます士気が高まるヤンプターズ。

2020年秋以来の優勝に向け挑戦は続く。


1)一命を取留め豪快に飯を喰らう岩永

2)試合前の円陣で気合を入れるヤンプナイン

3)「どうせ打たんやろ」と油断していたため打撃シーンの写真が残っていない山田の激走

4)命の危機を感じる岩永。この後死亡保険の加入状況を確認したらしい


上海草野球チーム「ヤンプターズ」公式サイト

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