【2022年シーズン 第2節】VS 151A “勝利の焼肉を掴め”

ヤンプターズファンの皆様、大変ご無沙汰しております。

BTGもとい“2代目”BTGの坂本です。先日のブログ記事通り、初代BTGである大石主筆が帰任し空席となっていたBTGの座ですが、中井広報部長より命を受けまして今後は2代目BTGとして記事を書かせて頂くことになった次第で御座います。偉大な大石主筆の文才には到底及ばぬ上、激務激務&激務で早くもBTGの洗礼を受けているわけですが、〆切に送れるわけにはいかないというプレッシャーを感じる日々(尚、既に2週間前の記事を書いている状況であることは内緒である)。「いやぁブログ担当って大変よなーハナホジー」と言っていた過去の自分を殴りたいと思いながら、駄文を書きなぐるクソ矛盾野郎がお送りする記事をお楽しみください。それでは本編へ。


8月も後半に差し掛かろうかというこの日、朝6時の集合にも関わらず気温は早くも30度を超えており、相手との前に気温と戦い始めるナイン。先週、魂のベース3m前ヘッスラをかました岩永に至っては朝1キロのチャリ移動しかしていないにも関わらず「タカさんもう着替えていいっすか?」と外出15分で汗だくとなり貴重な着替えを消費するカオスモード。そんな炎天下の中、球場へ向かうバスの中に見慣れぬニューフェイスが一人。そう、本日より新たなヤンプターを迎えてることとなったのだ。


シオヤユウスケ


ヤンプターズファンであれば真っ先に何か感じるであろうこの名前。そう、主砲を務めるパワハラ忍者スラッガーである塩谷と同性、そして催事担当にしてもはやミスターヤンプターズを襲名したといっても異論はないであろう筧、難波のファンタジスタ中井と同名なのである。それに加えヤンプ界隈では癖が強すぎると国際指名手配レベルに警戒されている92年生まれというオチまでついている。前日にはしっかりとキャプテン他数名に酒を飲まされ、意識朦朧としていたがこの日はしっかりと起床。ついにまともな92年生まれが来たのではと皆の期待が高ある。

そんなニューフェイスを迎え試合に臨むヤンプターズ。試合前にはキャプテンより勝利のあかつきには焼肉へ行くとの発表があり、早くも目がキマりはじめるヤンプターズナイン。チームの士気が上がりきったところで試合へと入っていく。

*リラックスしているようだが既に気温は30度オーバー。試合後に悲劇は起きる。



◆試合前

この日の相手は本格派投手を中心とした強力センターラインを筆頭にまとまりを見せる151A。

早速この日のスタメンを見ていこう。

1番は前節怒涛の3安打を放ち波に乗るキャプテン三木。慣れないキャッチャーでの出場になるが野球センスの塊である彼には関係あるまい。

2番はまさかのセカンド出場となる山田。試合前のノックではナインを不安に煽る動きを見せていたが「俺、本番に強いから」という言葉を信じてみよう。

3番は先シーズンに引き続き塩谷(高)が座る。相変わらず忍者のような動きは健在で、なんと現時点でリーグの盗塁王である。塩谷の打撃に足が絡むとなればまさに鬼に金棒、今節も走攻守に期待がかかる。

続くは不動の4番にしてエースの椿。大黒柱である彼に関しては説明不要。野手陣が日ごろの恩を返す働きができるか、はたまた感謝感謝でひれ伏す結果となるのか、もはや存在そのものがチームを引き締めている絶対的存在である。

5番はファーストに難波の中小企業社長、、、的風貌で相手を威圧する中邑が座る。上海生活に追い込みをかけると同時にさらに貫禄が増す体が豪打を予感させるが、心は本当にやさしいんですいつもいじってすいません。

6番はわたくし筆者の坂本。久々にセンターでの出場になるが、スぺ体質をもつ自分としては過去一の激務となまった体に不安しか覚えないがやるしかないと気合を入れる。尚、スぺ体質とはスペランカーというアクションゲームの主人公がすぐに〇んでしまうことに由来し、けがをしやすい体質の事を指すらしい。

7番は前節でミラクルヘッドスライディングをかました岩永。さんざんこのネタでいじられているが、そもそも3塁へ到達したのは彼の3ベースヒットによるもの。今節もその豪打に期待したい。

8番はショートに田中。こちらも坂本同様に足に爆弾を抱えるスぺ体質ニキである。イケメンフェイスと芸術的美脚に似つかわぬ筋肉ガンギマリの上半身を制御し内野の要として躍動できるか。

そして9番はライトに中井が入る。元々の高い身体能力フルに生かすべく上海に来てから10キロ以上の増量に成功。パワー=スピード×重さという方程式を証明し驚異の9番打者として相手を震え上がらせることが出来るか注目したい。

ベンチにはこちらも不動()の監督蒲生、ニューフェイス塩谷(勇)が控える。スタメンを見ると6人が左打ちとこれまた個性的な打線に仕上がったヤンプターズ、2022年第2節へと望む。


◆1回  煩悩

先行のヤンプターズ、いきなり先頭の三木が魅せる。3球目を叩くと打球は3塁線を抜ける、あっという間に2塁を陥れると2番の山田がバントでつなぎ初回から1アウト3塁のチャンスを演出する。続く塩谷はフォアボールで出塁するとすかさず盗塁を決め盗塁王へとさらに邁進。しかし4番の椿、5番の中村が打ち取られ惜しくも先制のチャンスを逃す。

続く1回裏、簡単に先頭を打ち取り、2番打者の打球はレフト後方へ。岩永が追い付くかと思われたが不慣れな影響もあったか打球はフィールドに落ち2ベースとなる。ピンチを迎えるも続く3番をセンターフライに打ち取る椿。続くリーグ屈指の強打を誇る4番と相対する。厳しいコースをせめ3ボールとなるもさすがのピッチングでフルカウントへと持ち込む。勝負の6球目、渾身の一球でバットを押し込むも打球は左中間へ!左中間に落ちようかという打球を追うのはそう、私坂本である。・・・「(心の中)勝った、追いついた。一丁上がりぃ!」と煩悩にまみれながら打球に合わせ飛び込み3アウト。




のはずだった。

打球は煩悩太郎のグラブに当たったものの地面へと落下。エースの踏ん張りを無に帰すタイムリーエラーにより先制点を献上してしまう。当時を悔い改めつつ、少しでも面白おかしく書こうと葛藤しながらキーボードをたたくこの様を皆さん笑ってくださいお願いします。そんな坂本のエラーで失点をしたものの、椿は続く打者を難なく打ち取り初回の攻撃を退ける。


◆2回 体つくりの難しさ

2回、打席には先程エラーをかました煩悩太郎の坂本が打席に入る。エラー直後の打席は力が入るものだが、例にもれず鼻息あらく打席へ入る。その上初球をきっちり打ち上げもはや懲罰案件まっしぐらであったが、幸運にも打球はレフト前へ。さらに2塁も陥れ早速同点のチャンスとなる。続く7番岩永が進塁打を放ち初回に続き1アウト3塁のチャンス。ここで打席にはスぺ体質ニキこと田中。自慢の前腕をフル旋回させて豪快なスイングを披露するもパワーを制御しきれず内野フライに打ち取られる。2アウトになり迎えるは増量に成功しパワフルなのかワガママなのかよくわからないボディーを躍らせる9番中井が中井が入る。1ストライク2ボールからの4球目、高く弾んだ打球はショートへ転がり守備との競争に。中井も懸命に走るが、相手も華麗に回り込み1塁へ送球。アウトか、、、と誰しもが頭を抱えた瞬間、中井の俊足に惑わされたかまさかの送球エラーにより試合を振り出しに戻す1点が転がり込む。続く三木の打席で勢いに乗る中井は盗塁を仕掛けるも余裕を持ってのタッチアウト。増量が響いたかアスリートの体つくりは難しいというのが本日の教訓である。

2回裏、先頭を三振に切って取り続く7番打者も内野フライを打たせる椿。しかし打球は不運にもセカンド山田の前へ落ちる内野安打になってしまう。確かに打球の上がった先が良かったことは否めないが、日ごろの行いにより緩慢守備といじられたことは言うまでもない。しかし味方のチョンボは慣れっこといわんばかりに、椿は続く二人の打者をわずか6球で仕留め味方の反撃を待つ。


◆3回 躍動する攻守の要

3回表、先頭はヤンプ核弾頭と化している三木。きっちり四球を選びすかさず盗塁を仕掛け、あっという間に一人でチャンスを演出する。もはや存在するだけでお祭りとなる某エンターテイメント施設のキャラクターの如く光り輝いているこの男、ここまでの2試合で打率10割とスターをまとったマリオもビックリの無双っぷりである。そんなミ〇キーかマリオがよくわからないスター性全開男に続くは副キャプテンの山田。何とか進塁打を放ちたいところだが、必死の形相で投げ込んでくる相手の気迫に押されたか、打球を前に飛ばせず追い込まれてしまう。勝負の4球目、高めの直球を振りぬくと打球は高いバウンドで1・2塁間へ!さらに相手セカンドが打球をはじく間に猛スピードで三木がホームへと突入!待望の勝ち越し点がヤンプに転がり込む。さらに畳みかけたいヤンプは続く塩谷がセンターフライに倒れるも、椿のマッスル打球がセンターへ抜け追加点のチャンス。しかし5番中邑、6番煩悩太郎坂本が倒れ追加点とはならず3回の攻撃を終了する。

続く3回裏、先頭をショートゴロに打ち取るも田中が打球をはじいてしまい出塁を許すと、続く打者には痛い四球を与えてしまい相手のクリーンナップを迎える。椿にとっては苦しい場面が続くがここでギヤチェンジを見せ、3番をレフトフライ、4番をサードゴロ、そして5番を三振に切って取る大魔神モードで相手をねじ伏せる。


◆4回  もはやコメント不要

4回は両投手が見事なピチングを見せ両軍ともに3者凡退で終え、締まった雰囲気で最終5回を迎えることとなる。


◆最終回 勝利を掴めるか?塩谷(勇)初出場

時間的に最後の攻撃になるであろう5回の表。相手はストレートで押し込む若手投手へスイッチ。ヤンプターズは無双モードに突入している三木が立ち向かいここも待ってましたと言わんばかりに痛烈な打球を放つ。しかし打球は野手の正面を突き1アウト。続く山田も三振に打ち取られるが、塩谷(高)が高いバウンドでサードの頭を越えるヒットを放つ。さらに相手のスキを突く神走塁を見せ2アウトながら得点圏のチャンスを演出。ここで4番の椿を迎えるが相手投手も渾身の投球を見せ得点ならず。1点リードで最終回を迎える。

最終5回裏、ここを抑えればめでたく勝利となるがアクシデントが発生。レフトを守る岩永が脱水気味で守備につくことが出来ない。ただでさえ40度に迫ろうかという気温に加え、前日には酒を飲み、朝には自転車で水分を垂れ流し続けていた結果である。約1か月の準備期間では耐えきれなかったのであろう。無念の交代となった岩永に代わり、ここでニューカマーの塩谷(勇)がレフトの守備へ。緊迫の場面での初出場となるが彼の野球センスに期待したい。

さて、最終回ということもあり椿もギヤを1段上げマウンドで躍動する。先頭を三振に打ち取りまずは1アウト。しかし続く1番にレフト線へ2塁打を打たれ1打同点のピンチを迎える。さらに相手の決死の三塁盗塁を許したうえ、2番に粘られ四球。さらにそのランナーにも盗塁を許し1アウト2,3塁とサヨナラのピンチで相手のクリーンナップを迎える。

緊張感の走る場面で集中するヤンプナイン。ベンチ、スタンドの家族も一体となり声援を送る。。。

続く相手3番との勝負はカウント1-2のバッティングカウントへ。勝負の4球目、椿の剛球に必死に食らいつきバットに当てた打球はサード塩谷(高)の元へ!相手もギャンブルスタートを切っておりタイミングは厳しいか、、、と誰もが思った矢先、いつぞやの試合で見せた目にもとまらぬマジシャン級のスピードで球を握り替え、正確な送球がホームへ!きわどいタイミングだが主審の手が上がり間一髪でアウトをもぎ取る。あと一人で勝利だが依然ピンチは続く。続くは初回に左中間へ飛球を放ち坂本のエラーを誘った4番。守備にも緊張が走る。初球が外れ、続く2球目を強振!高々と上がった打球はショート田中の元へ!風も舞う中難しい打球となる、、、が、きっちりと捌ききりゲームセット。緊張感のある好ゲームを何とかモノにし2連勝を飾ることとなった。


◆勝利の焼肉!そして今週も最後は奴が持っていく...

試合後は白熱した試合で疲弊した心身を待望の焼肉とビールで潤すヤンプナイン。みな疲労を感じながらも充実した表情で肉を喰らう。しかし、若干1名浮かぬ顔で肉を見つめる男が一人。そう、途中脱水気味で後退した岩永である。試合前は無邪気な笑顔で誰よりも焼肉を楽しみにしていた男だが、体へのダメージは想像以上に大きかったらしい。ついには空いた卓で寝込み満足に肉を食べられずに帰路へとつくのであった。前回はホーム3m前でのヘッスラ、今回は脱水でダウンとネタに事欠かない男だが、次週はやってくれるであろう。

次週はヤンプと並び上海野球創成期よりしのぎを削るサムライCが相手。

強力投手を擁する相手を打ち崩せるか要注目!


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